おかゆ屋どっとコム通信

Theおかゆマイスター

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母の「おかゆ」は思い出の味
私が初めて『おかゆ』を食べたのは、子どもの頃風邪をひいた時、お腹をこわした時に、母が作ってくれた『おかゆ』だったと思います。母は小さな布団で眠る私の枕もとで「おかゆなら食べられるだろう」と、優しく語りかけ、昔ながらの土鍋で温かい「おかゆ」を作ってくれました。
『おかゆ』は私にとって、忘れることの出来ないお袋の味であるとともに、幼少期の記憶に残る、心まで温かくなる想い出の味でもあります。(写真は幼い頃の弊社代表取締役と母)
中国で出会った「おかゆ」
子供から大人へと成長して行く中で、何時の間にか「おかゆ」を食べることも少なくなっていました。そんな時、たまたま25年ほど前に中国へ行く機会に恵まれました。当時の中国は、今のような近代的都市ではなく、私が幼い頃を過ごした田舎町の風景に良く似ていました。
中国での一夜を過ごし、朝を迎えた私は「せっかく中国まで来たのだから」と思い、ホテルでの朝食を取らずに、表通りへと出掛けてみることにしました。
中国の朝は、人と活気で満ち溢れ、そこに集う人たちが、屋台のような食堂で食べていたのが「朝粥」でした。今、ここに溢れている活気は、この「朝粥」のエネルギーかも知れないなぁ、と私は感じました。
この体験をきっかけに、その後、私は中国だけでなく、アジアの国々を訪問するたび、各国で同じような光景を目にしました。
現地の人に話を聞くと、「『朝粥』は身体にいいから、毎朝、当たり前のように食べているよ」とのこと。確かに「朝粥」を食べると「なるほど!身体にも優しく腹持ちもいい、エネルギーも出ます…」。
アジア各国で「朝粥」を食べる風習を目の当たりにし、「おかゆ」が優れた食べ物である事を知った私でしたが、日本へ帰れば相変わらず病気の時くらいしか「おかゆ」を食べませんでした。
「おかゆ」は病人食なのか?
冬のある日、風邪をひいた私は、「おかゆ」の事を思い出し、市販品の「おかゆ」を食べてみました。「ありゃ、こりゃマズイな。アジア各国で食べた味ではありません」。
病気の時に食べる「おかゆ」は、無理して食べるからか? それとも、栄養補給という観点から作られているためなのか? 味は二の次になっているような気がします。そんな中、まわりの人たちに「『おかゆ』はどんな時に食べますか? おいしいですか?」と尋ねてみたところ、ほとんどの人の回答は「病気の時に…。マズイ…」。というのが大多数でした。
同じアジアの国である日本に暮らす私たちの頭の中には、「おかゆ=病気の時に食べるもの(病人食)」「おかゆ=マズイ」というイメージが、いつの間にか出来上がっているのだなぁ、と感じました。
身体に美味しい「おかゆ」を作ってみよう!
そこで、アジア各国で食べたあの美味しい「おかゆ」。人々を活き活きとさせている「おかゆ」…。とにかく、食べたい「おかゆ」が無いのなら、自分たちで「おいしいおかゆ」を作ってみよう! と思い立ち、私たち(弊社)の開発スタッフに「とにかく、美味しい『おかゆ』を作ろう」と提案しましたが、「なんでおかゆなの?」と初めのうちはピンと来なかったようです。開発当初は味の収拾がつかなくなり、大混乱になりました。なんせ、米・塩・だし・水などさまざまな組み合わせをすると、まるで順列組合わせ…。何百種類にもなってしまったからです。
そこで、「おいしいおかゆ」というテーマに加え、「毎日食べても飽きない」「産地がきちんと示せる素材」「手軽でカンタン」を追加し、改めて「おかゆ開発プロジェクト」を再始動!しました。
日本中の「おかゆ」を食べ歩き、いろいろな味を体感し、「おかゆ」を作るための食材集めの旅が始まりました。
「横浜中華街の○○が美味しいよ」「あそこのお米は最高だよ」「塩ならやっぱり沖縄産」などなど、さまざまな情報を集め、日本全国を飛び回り、多くの方々から、アドバイスと励ましを頂きながら、1年以上の研究・開発期間を経て「最高のおかゆが完成!」。
今、世の中では食育が注目されています。食品に携わるものとしてとても大切なことだと思います。しかしながら、このような流れとは逆行し、誰もが忙しく生活しています。朝食を摂らない人も多く、それが原因で、怒りやすくキレやすい人が大人も子どもも増えています。
忙しい中でも、手軽にカンタンに食事がとれ、なおかつおいしく「ほっ」とできるような食品として、おかゆを日本の新しい食文化となる様、群馬の高崎から発信し続けます。
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こんにちは!店長の滝です。

身近にあるお米ですが、おかゆとして食べる機会はありますか。
シンプルな白がゆからデザートになるぜんざいがゆまで、おかゆの美味しさを広めていきたいと思います。

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